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那須高原を自転車で走る:標高差、気温、季節の注意点

走る · 公開 2026-10-24

雲のかかる那須連山の手前に、林と畑が広がるなだらかな高原を見下ろす遠景
那須岳の南麓に広がる那須高原の遠景(2006年12月)。写真:BehBeh/CC BY-SA 3.0

栃木県の北端、那須町と那須塩原市にまたがる那須高原は、那須岳(主峰・茶臼岳)の南麓に広がる観光地です。牧場、美術館、温泉、別荘地が点在し、緩やかに上り続ける道が多いことから、サイクリングの目的地としても人気があります。2017〜2020年に県内で開かれた国際ステージレースでも、那須地域は何度もスタートやフィニッシュの会場になりました。

道路の状況や施設の営業期間は季節や年によって変わります。最新の情報は那須町、那須塩原市、栃木県の公式サイトなどで確認してください。

高原を走るということ

上り続ける道

那須高原の道は、麓から那須岳に向かって標高を上げていく構造になっています。JR東北本線の黒磯駅や那須塩原駅の周辺から高原の上部へ向かうと、緩やかな上りが長く続きます。急坂こそ少ないものの、ゆるい上りがじわじわと脚に効いてくるのが那須の特徴です。帰りは逆に長い下りになるので、ブレーキと速度の管理に気をつけましょう。

さらに上部の那須岳方面は勾配が増し、山岳路らしい区間になります。茶臼岳は標高1,915mで、山麓のロープウェイ乗り場付近まで車道が通じています。上部へ向かうほど気温が下がり、天候も変わりやすくなります。

気温差

高原の上部は麓よりも気温が低く、夏は避暑地としてにぎわいます。その一方で、春や秋は麓で暖かくても上では肌寒いことがよくあります。標高差のある道を往復するときは、上りで汗をかき、下りで体が冷えるという変化が大きくなります。脱ぎ着しやすいウェアを用意しましょう。

観光地の交通事情

那須高原は首都圏からの観光客が多く、週末や大型連休、夏休みには主要な道路が混雑します。観光地らしく、道路脇の店舗や施設に出入りする車も多いため、駐車場の出入口付近では特に注意が必要です。不慣れな道を運転している観光客の車も少なくないことを念頭に置き、相手から見えているかを意識して走りましょう。

動物と路面

山林に近い那須では、野生動物が道路に出てくることがあります。特に早朝や夕方は注意して走り、見かけたら速度を落として刺激しないようにしましょう。地域によってはクマの出没情報が出されることもあるため、自治体の情報を確認し、必要に応じて熊鈴などの対策をとってください。

森の中の道では、落ち葉や枝、苔、湿った路面がスリップの原因になります。秋の下りは特に慎重に。

季節ごとの注意

季節特徴注意点
春新緑が美しく、観光客も比較的少ない時期がある上部はまだ寒い日がある。残雪や凍結が残ることも。
夏平地より涼しく、避暑ライドに向く午後の雷雨。観光シーズンの交通量。
秋紅葉の名所が多い紅葉期の渋滞。日没が早く、朝晩は冷え込む。
冬上部は積雪地帯積雪・凍結のため自転車での走行は基本的に避ける。

国際レースと那須

那須地域は、県内のステージレースでたびたび重要な役割を担いました。2017年の第2ステージは茂木町から那珂川沿いを北上し、道の駅那須高原友愛の森(那須町)にフィニッシュしました。2018年の第3ステージは那須町スポーツセンターをスタートし、県東部を南下して真岡市へ向かう147kmの長丁場でした。2020年に予定されていた第2ステージも、那須塩原市の那珂川河畔公園から那須町スポーツセンターまでの約120kmの周回レースとして計画されていました(コースの記録)。

また、那須には地域密着型のロードレースチーム、那須ブラーゼンがあり、2018年の大会には地元チームとして出場が予定されていました(栃木の自転車文化)。

計画のヒント

那須の道は、上り・下り・気温差という高原ならではの要素がそろった、走りごたえのあるフィールドです。無理のない計画で、季節ごとの景色を楽しんでください。

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